節約食材ランキング ベスト20

節約

お菓子などの嗜好品を含めた月の食費2万円以下の一人暮らしが作ったランキングで、食費2万円を無理なく目指すために役立つ食材紹介になります。
食費を1万円以下にしたい場合は、このランキングから抜けるものも多くなります。

節約食材とは

節約食材というとただ安いことがよいように聞こえますが、今回紹介する節約食材ランキングでは、満足度、安さ、料理への使いやすさ、一品の増やしやすさの観点を5段階評価してランキングを作っています。

ただし、単純に点数の合計が高いから、ランキングの順位が高いというわけではないので注意してください。
それぞれの項目の説明は次のようになります。

満足度:満腹感から判断しています。
安さ:使い切るまでの使用回数と値段の2つから判断しています。
料理への使いやすさ:手軽に作れる料理に使うかどうかで判断しています。
一品の増やしやすさ:この食材だけで食卓に1品増やせるかどうかで判断しています。

では、20位から見ていきましょう。

20位 もやし

満足度:1 安さ:5 料理への使いやすさ:2 一品の増やしやすさ:1

節約食材という印象が強いもやしが20位にランクインです。
圧倒的な安さは魅力的なのですが、ダメになるのが早く基本的に使い切りになってしまいます。
また、火を通していると水分が抜けて存在感がなくなってしまうことから、この順位になっています。

ナムル、炒め物、中華スープなどでよく使われます。
火にかける料理に使う場合は、出来るだけ後の方に入れることでシャキシャキした触感が味わえます。

19位 小松菜

満足度:1 安さ:2 料理への使いやすさ:2 一品の増やしやすさ:4

満足度、安さ、料理への使いやすさは低いのですが、一品の増やしやすさが段違いの小松菜が19位にランクインです。
あまり節約食材という印象がない人も多いと思いますが、一品の増やしやすさでは群を抜いた食材です。

ツナと炒める、油揚げと炒める、にんにくと炒めるこれだけで一品仕上がります。
私がオススメする、簡単な小松菜のお浸しの作り方はこちらになります。

① シリコンスチーマーに小松菜を入れてレンチンするか、お鍋で小松菜を茹でる
② 水、だしの素、醤油、酒、みりんなどを混ぜたものを作る
③ ②の液に①を水切りしたものを付けておくだけで常備菜の小松菜のお浸しが出来上がります

お弁当に緑色を入れたいときや晩御飯の品数が足りない時にぴったりの食材になります。
余談ですが、ほうれん草が安い時は、小松菜をほうれん草に変えてみると同じ料理でも違った触感などが楽しめます。

18位 玉ねぎ

満足度:2 安さ:3 料理への使いやすさ:5 一品の増やしやすさ:2

どんな料理でも使える玉ねぎが18位にランクインです。
ただ、どんな料理にでも使えてしまうという性質上、ついつい使いすぎてしまい、あまり節約にならないなんてこともあります。

他に安い食材が売られていない時は、とりあえずたまねぎを買っておけば、何にでも入れられるので安心です。

私は味噌汁などの汁ものと炒め物には必ずと言っていいほど、入れてしまうためすぐになくなってしまいます。

たまねぎの姿煮で一品ものを作ることもできるので、一品の増やしやすさを2にしています。

17位 じゃがいも

満足度:5 安さ:3 料理への使いやすさ:4 一品の増やしやすさ:3

蒸したり、茹でたりするだけでも食べられ、お腹にもたまるじゃがいもが17位にランクインです。
チーズ、バターなどの乳製品との相性は抜群で、特にじゃがバターは簡単に出来て美味しいと、いうことなしです。

また、肉じゃがなどの煮物やポテトサラダなど幅広い料理にも使える便利な食材です。

ただし、長い間おいておくと有毒物質のソラニンを含む芽が出てきてしまうので、注意しましょう。
料理に使うと、だいたい一回で食べきってしまうところはマイナスポイントです。

16位 ウインナー

満足度:5 安さ:2 料理への使いやすさ:2 一品の増やしやすさ:5

みんな大好きウインナーが16位にランクインです。
私はお肉は1円/g以下なら、安いという認識を持っています。
この基準で見ると、ウインナーは1.2~1.5円/gぐらいとちょっと割高です。

ですが、お酒のおつまみ、お弁当の一角を担当してくれたりとすごく便利です。

焼く、茹でる、電子レンジで温めるなど、温め方はいろいろありますが、茹でて温める方法が一番おいしいと思います。
ちなみに、ほとんどのウインナーが加熱後食品なので温めなくても食べられるようになっています。

ドンキ・ホーテだと、シャウエッセン127g×2袋が298円で売っていたりするので、おすすめです。
スーパーではシャウエッセンが高いので、少し値段が安い香薫にしても美味しくいただけます。

15位 納豆

満足度:1 安さ:3 料理への使いやすさ:2 一品の増やしやすさ:5

ねばねばが嫌い、においが苦手という人も多いですが、これだけで一品となる納豆が15位にランクインです。
植物性たんぱく質も豊富なため、たんぱく質摂取の観点からもオススメです。

料理に使うイメージが少ない納豆ですが、納豆の卵とじ、納豆スパゲッティなどいろいろあるので、ぜひ好きなレシピを探してみてください。
私の家では、新鮮な卵に納豆を投入し、醤油などで味付けして納豆卵かけごはんをよくしていました。

また、普段の納豆にネギ、鰹節、海苔などの薬味を入れると味ががらりと変わるので、ぜひ試して、オリジナルトッピングを見つけましょう。

14位 大麦

満足度:4 安さ:3 料理への使いやすさ:4 一品の増やしやすさ:1

大麦と聞いて、何それ?となる人もいるかもしれません。
麦ごはんに入っている麦と言えば伝わるでしょうか。
そんな大麦が14位にランクインです。

近くに激安スーパーがある方限定で、お米よりも安く手に入ることがあるため、節約食材ランキングに入れているのですが、普通のスーパーでは大麦の方が高いことが多いです。

大麦はお米よりも食物繊維、ビタミンが多いため、お米に入れて炊くだけで栄養が取れるようになります。
そして、麦ごはんの方が豪華な気がするので、ぜいたくな気分を味わこともできます。

ちなみに、ご飯を炊く際に、大麦を30分つけておく方がふっくらすると書かれています。
硬めのお米が好きな私は気にせず早炊きモードでご飯を炊いていますが、硬いと思ったことはないです。

13位 豚肉

満足度:5 安さ:3 料理への使いやすさ:5 一品の増やしやすさ:4

お肉と言えば豚肉という人もいるぐらい、お世話になっている人も多いのではないでしょうか?
そんな豚肉が13位にランクインです。

ウインナーの所でも話しましたが、お肉は1円/gを下回れば安いという認識です。
部位によって値段がかなり違ってくるので、節約を意識するなら、小間切れか豚バラになると思います。


料理に使うのはもちろん、そのまま焼いて焼肉のたれなどをつけて食べても、美味しく食べることができます。

セールなどの安い時にとりあえず大量買いをして、一回で使う量に分けて冷凍庫で保管しておくと、使いたいときにすぐ使えるので便利です。

余談ですが、ベーコンも1円/gで売っていたりすることもあるので、安い時はベーコンを買ってみると普段のお肉とは違ったものも食べられます。

12位 卵

満足度:2 安さ:3 料理への使いやすさ:5 一品の増やしやすさ:5

物価の優等生と呼ばれる卵が12位にランクインです。
価格がほとんど変わっていないことから、物価の優等生と呼ばれています。

また、卵は体内で創り出すことができず、食事から摂取するしかない栄養素である必須アミノ酸9種全てを、1日に必要な分だけ含んでいるという素晴らしい栄養食品なのです。

ただし、卵の食べ過ぎはコレステロールの上昇を招くという話もあるので、1日に何個も食べるということはやめておきましょう。

卵は目玉焼き、玉子焼きのようにそのまま焼くだけでも1品になります。
そして、たいていの料理にも合うかなり万能な食品となっています。

卵のレパートリーの多さはみなさん理解していると思うのでそこまで語りませんが、一つだけおススメを紹介します。

休日の朝など時間のある時に、茹で卵をマヨネーズと合えて、サンドイッチを作り、コーヒーを淹れると、家で節約しつつもちょっと優雅な朝ご飯が味わえます。

11位 こんにゃく

満足度:4 安さ:4 料理への使いやすさ:3 一品の増やしやすさ:3

なかなか味をしみこませることが難しく、扱いづらいイメージを持っている人も多いと思われるこんにゃくが11位にランクインです。

もともとの水分が多いため、味が入りづらいのですが、塩などでこんにゃくの水分を減らしてから、炒めることでさらに水分を出したあとなら、味がしみこみやすくなります。
隠し包丁を入れたり、スプーンや手でちぎることがよいと言われている理由も同じです。
こんにゃくの表面積を増やし、水分が出ていく箇所と、味が入り込む箇所を広くすることを目的にしています。

煮物、炒め物、味噌汁などいろいろと食べ方はあるので、自分に合った食べ方を探してみましょう。

結構お腹にたまるので、節約向きの食材です。

10位 ひき肉

満足度:5 安さ:4 料理への使いやすさ:4 一品の増やしやすさ:3

豚肉と同じぐらい色々な料理に使えるひき肉が10位にランクインです。
牛と豚の合い挽き肉と豚100%のミンチでも値段が変わらないので、好きな方を買って大丈夫です。

また、ひき肉は豆腐を足すことで、かさましすることもできるので、本来の値段以上に満足感も得られます。
特にハンバーグは卵、パン粉、玉ねぎなどで、かさましできるので、家で作ると結構安く大量に作ることができます。

ちなみに、3色丼で乗っている、味のついたひき肉は、砂糖・醤油・酒・みりんなどで炒めるだけであっという間に出来上がるのでオススメです。

9位 うどん

満足度:4 安さ:4 料理への使いやすさ:1 一品の増やしやすさ:5

節約お昼ご飯に最適なうどんが9位にランクインです。
釜玉うどん、かけうどんなど非常に安上がりなので、家でお昼を安く済ませたいときはうどんがオススメです。
いろいろ乗っけるだけでも豪華な気分になれます。

ちなみに、冷蔵うどんが一番安いのですが、少し高い冷凍うどんをおススメします。
冷蔵うどんは湯で終わると、こしが感じられずふにゃふにゃですが、冷凍うどんはこしがしっかりあって、美味しいです。

手軽に作れて、お腹にもたまるので節約生活におすすめの食材です。

余談ですが、パスタの麺自体はうどんと同様に節約に向いていると思うですが、ソースの方が節約に向いていないためランキングに入れていません。
納豆スパゲッティ、めんつゆの和風パスタなどソースの代わりを自作できるのであれば節約になると思います。

8位 にんじん

満足度:2 安さ:4 料理への使いやすさ:5 一品の増やしやすさ:1

小さい見た目とは裏腹に一度で使い切ることが少なく、いろんな料理に使うことのできるにんじんが8位にランクインです。

にんじんなどの野菜は皮の部分に近いところに栄養が多いと言われています。
このため、包丁の背の方でこすって、にんじんの表面の皮だけ削り取ることで栄養を逃さず、料理することができます。

また、にんじんに多く含まれているカロチンという栄養素は油と一緒の方が吸収されやすくなるので、炒め物にすると効果的に栄養をとれます。

にんじんはどんな料理にも使える食材かつ、安いので家に常備しておきたい野菜の一つです。

7位 食パン

満足度:2 安さ:5 料理への使いやすさ:1 一品の増やしやすさ:5

朝ご飯にお米を食べた場合と同じぐらい安く済ませられる食パンが7位にランクインです。
マーガリン、ジャムなどを塗って食べてもよし、チーズとマヨネーズをのっけてトースターで焼いてもよしと食べ方はたくさんあります。

時間がある休日は、ウインナーを挟んでホットドックモドキを作ったり、サンドイッチを作ったりといろいろアレンジして楽しんでいます。

ちなみに、食パンの保存場所は一般的には冷凍庫なので、そのまま食べたい人とトースターがない人以外は冷凍庫で保存することをおススメします。

また、賞味期限ではなく、消費期限なので期限切れには注意しましょう。

6位 豆腐

満足度:4 安さ:5 料理への使いやすさ:4 一品の増やしやすさ:5

そのまま食べてもよし、何かに入れてかさまししてもよしと節約料理に大活躍の豆腐が6位にランクインです。

醤油や薬味などをかけて食べるときは、豆腐にこだわらなくても大丈夫ですが、何もかけずに食べたいときは男前豆腐の商品がオススメです。
豆腐のクリーミーさが全然違います。

また、こんにゃくと同じで水分が多いため、味が入りづらい食品です。
塩ゆでして豆腐中の水分を減らした後に、キッチンペーパーなどで包むと水分が取れるのでオススメです。
麻婆豆腐を作るときは、豆腐の水分をしっかり出してから使いましょう。

あと、絹ごし豆腐と木綿豆腐の違いですが、絹ごし豆腐の方がくちどけが滑らかで、木綿豆腐の方が崩れにくいので、料理に使うときは木綿豆腐の方が向いていることが多いです。

最後に、納豆と同じく、大豆製品なので植物性たんぱく質が取れるのもうれしい食品です。

5位 鶏肉

満足度:5 安さ:5 料理への使いやすさ:4 一品の増やしやすさ:5

お肉の中で一番安いお肉だと思われる鶏肉が5位にランクインです。
一番安い鶏むね肉はパサつきがちなので、ブライニングと呼ばれる塩水につける方法(参考:一度試したらやめられない! 鶏むね肉がしっとりジューシーになる、魔法の調理法「ブライニング」とは?)と酒と砂糖に漬け込む方法(参考:【鶏むね肉をパサパサにしない】コツは下味と火加減にあり!)などで柔らかく食べたいところです。

日によっては、もも肉もむね肉と同じぐらいの値段で買えることもあるため、安い時には大量買いして使う分だけ分けておくと後日簡単に必要な量だけ使うことができます。

片栗粉を表面につけた鶏肉を焼いて、衣をつけてから、マヨネーズとポン酢で味付けする、鶏のマヨポン炒めはおススメです。

お肉は高いけれども、お肉は食べたいという人は鶏肉にお世話になることになるでしょう。
下ごしらえをしっかりすれば、安いお肉でも臭みなどを感じないようになるので、いろいろ調べて自分に合った食べ方を探してみましょう。

4位 白菜

満足度:3 安さ:5 料理への使いやすさ:5 一品の増やしやすさ:1

なかなか使い切れない野菜の一つである白菜が4位にランクイン。
白菜以降に出てくる野菜は節約生活では、欠かせない野菜になっており、自分の好みに合うものを買うのがよいでしょう。

よく使われる料理としては、鍋、味噌汁、八宝菜があります。

私はカレーなど、普通白菜を入れないと思われる料理にまで白菜を入れています。
それでも、白菜が邪魔だと思ったことはなく、玉ねぎ、にんじんなどと同じぐらい何にでも入れられる食材だと思っています。

お手軽な料理には豚肉と白菜のミルフィーユ鍋などもあるので、ぜひ作ってみてください。

3位 大根

満足度:3 安さ:5 料理への使いやすさ:5 一品の増やしやすさ:1

1本買うと2週間以上冷蔵庫に残っているような気がする大根が3位にランクインです。
私は大根も、白菜同様に何にでも入れています。
それぐらいしないと、なかなか使い切ることが難しいからです。

つまり、一回買えば長い間使える、節約食材の代表といってもよい食材なのです。

葉っぱの部分を捨てている人もいると思いますが、捨てるのはもったいないです。
葉っぱの部分は醤油、出汁のもと、みりんなどで、和風系に炒めてもおいしいので、葉っぱを捨てている人や、ついていないものを選んでいる人はぜひ作ってみてください。

葉っぱがついている方に近いほど甘く、下に行くほど辛くなるため、辛い大根おろしには先の方を、サラダにするなら葉っぱの方を使いましょう。

使う分だけ切ってから、桂向きをするとピーラーを使わずに簡単に皮を向けるのでオススメです。

2位 キャベツ

満足度:3 安さ:5 料理への使いやすさ:5 一品の増やしやすさ:1

とんかつと一緒に出てくるイメージが強いキャベツが2位にランクインです。
私は、キャベツが生で食べれることと千切りにしたときに一番安く、野菜の量を多く見せられるという2つの理由から、付け合わせでキャベツが一番出てくるのだと思っています。

生で食べられる点も便利ですし、何より量が多く、しかも安いと節約の観点では野菜の中で最も優れていると考えています。

キャベツは包丁で切ったところから傷みやすいので、剥いて使っていくことをおススメします。

キャベツのみの味噌汁も甘くておいしいので、消費しきれない時はやってみましょう。

1位 お米

満足度:5 安さ:5 料理への使いやすさ:2 一品の増やしやすさ:5

お米が堂々の1位にランクインです。
これに関しては、ほとんどいうことがありません(笑)

ほとんどの方が、毎日食べているのではないでしょうか。

お米のとぎ方、水にどのぐらい浸けるか、炊きあがってから蒸らすかなど、お米の炊き方だけでもものすごく奥が深いので興味がある人は自分のベストを探してみましょう。

ちなみに私は、硬めのお米が好きなので、水を少なめにして早炊きで炊いています。

番外編 小麦粉

満足度:5 安さ:5 料理への使いやすさ:2 一品の増やしやすさ:5

小麦粉も非常に安く、食費を抑える際にはぜひとも使いたい食材です。
ただ、使い方がなかなか難しく、粉ものを食べる習慣がない人や、あまり料理をしてこなかった人だとうまく使いきれないことがあると考え、番外編として紹介しました

キャベツと一緒にお好み焼き、汁物にすいとんとして入れるなど、様々な使用方法があるので、興味がある人はぜひチャレンジしてください。

最後に

いかかがだったでしょうか、なかなか数が多く、最初の方の食材を覚えていない人もいるのではないでしょうか。

ここで紹介した食材を普段の値段より安い時に買うことを意識すれば(毎日安いわけではないので)、食費を2万円で抑えることは簡単だと思います。

食事は健康につながる大事な要素なので、食べる回数を減らすといったことはせず、栄養の偏らない食事をして、食費を無理なく減らしていきましょう。

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